暮らしの編集室は、北本市をフィールドに活動するまちづくり会社です。様々なゲストを招き、北本で生み出した光景や取組みがどうみえるのか、言葉を探すトーク企画『なんてことばにしたらいいんでしょう』を2024年から開催しています。(“なんてことば”についてはこちらから)
2025年度の“なんてことばトーク”は、日頃から北本の地域づくり/地域のこしの活動に連携して取り組んでいる、北本市市長公室さんと一緒に、広報きたもとR7.10月号のスピンオフ企画として開催します!北本の里山を舞台に、日々精力的に保全・環境・教育・地域活動に取組む団体や個人の方をお招きし、連続企画としてトークセッションを開催していきます。
北本の里山をフィールドに、皆さんが日々どんなことを想いながら活動に取り組まれているのか。それぞれの活動場所を会場に、その場で採れたものを食べたり飲んだりしながら、ゆったりと実践者の皆さんの話に耳を傾けてみたいと思います。どんな“ことば”に出会えるのか。一緒に探していきましょう。
一緒に言葉を探してくれる人。同じように地域づくりに関する言葉にできないモヤモヤを抱えている方、ぜひご参加ください。お子さんも歓迎です。
報きたもとR7.10月号「これが私の里山ライフ」(北本市WEB)
広報きたもと10月号「これが私の里山ライフ」に寄せて(北本市公式note)




里山について
里地里山とは、原生的な自然と都市との中間に位置し、集落とそれを取り巻く二次林、それらと混在する農地、ため池、草原などで構成される地域です。農林業などに伴うさまざま人間の働きかけを通じて環境が形成・維持されてきました。里地里山は、特有の生物の生息・生育環境として、また、食料や木材など自然資源の供給、良好な景観、文化の伝承の観点からも重要な地域です。(里地里山の自然活用)
人里に隣接し、人間の影響を受けて形成・維持されてきた里山という環境。市街地に残るクヌギやコナラなどの雑木林、田んぼや畑、自然観察公園に代表される谷津の湿地や草地など、北本には連続的・多面的な里山環境が貴重な資源として残されています。里山で営まれてきた暮らしや営みなどの景観や文化、豊かな生物多様性など、里山の価値や魅力は多様です。今回のトークでは、トークゲストそれぞれの活動や背景から、その里山環境の魅力についても探っていきたいと思います。

里山トーク① 『農と雑木林と里山 いままでとこれからも』
里山トーク第1回目は、北本で19代続く老舗農家『いとうふぁーむ』と、北本の雑木林を守り続ける『北本雑木林の会』のトークセッションです。北本の市街地に残る貴重な里山である雑木林。何も手を入れなければうっそうとしたゴミ捨て場になってしまう林を、雑木林の会では30年以上前から持ち主と交渉し地域に開かれた林として守り育て続けてきました。いとうふぁーむさんは雑木林の地主さんでもあり、雑木林で育まれてきた農の営みなど、昔のことやこれから雑木林の話など、色々とお話をお聞きしたいと思います。
■トークゲスト
いとうふぁーむさん×北本雑木林の会 白川さん
■日程 3月8日(日)13時頃~14時30分ごろまで
■場所 どんぐりハウス(北本市緑3丁目390)
■参加費 1,000円(お茶・そばだんごなどのお茶菓子付き)
■申込(事前申込) お申込みはこちらから
ゲストプロフィール
いとうふぁーむ 伊藤治/伊藤わかこ
「いとうふぁーむ」は19代続く老舗農家。年間100種類以上の野菜を栽培しており、農園直営の直売所には旬の野菜が所狭しと並びます。直売所でも特に人気の野菜がいとうふぁーむこだわりのサツマイモ『熟成紅はるか』。ねっとりと焼き上げられた熟成紅はるかの焼き芋を求め、連日多くの方が訪れます。雑木林の地主でもあり、落ち葉堆肥を活用した昔ながらのサツマイモづくりを現代でも実践されています。いとうふぁーむInstagram
NPO法人北本雑木林の会 理事長 白川容子
会の結成は1991年、市街地に残る雑木林を残したいと活動を始めました。2007年、NPOになり指定管理者として、「北本中央緑地」の保全管理を中心に活動しています。「北本中央緑地」は、高崎線沿いに北本市民の原風景として、先人が残してくれた雑木林です。私たちはこのみじかな自然を生物と人間の共生の空間として、または人間は自然無しには生きられない存在だと気づける場所と考えています。具体的にはさまざまな樹木、野草や昆虫、野鳥などの多様な生物が棲む雑木林として管理し、未来へ繋ぐための活動をしています。 雑木林の会Instagram


里山トーク② 『縄文と里山 北本縄文人の暮らしから』
里山トーク第2回目は、縄文と里山にまつわるトークセッション。北本市を代表する縄文遺跡デーノタメ遺跡を舞台に、縄文の杜づくりをテーマに様々なワークショップや勉強会に取り組む杜プロジェクト。長年にわたり文化財行政やデーノタメ遺跡の保存活用に取り組まれている、北本市教育委員会の磯野さん。縄文里山を舞台とした北本縄文人の暮らしとは。遺跡のことや活動のこと、妄想のアレコレまで。里山をキーワードに、皆で北本縄文人の暮らしを考えてみたいと思います。
北本で人が生活を始めたのは、今から2万年以上昔の旧石器時代。最新の研究によれば、縄文人はアジアのどの地域の人とも違う、独自の文化をもった集団だということがわかってきました。そんな縄文社会の特徴は、自然との共存。縄文人は生活に欠かせない川や森の近くに住みながら、豊かな自然を生活に有用な「里山」へと変えていきました。里山とは、人の手の入った森や林のことを言います。そこは単に人間にとって便利なだけでなく、動植物とも共存できる場所。北本には、縄文時代から現代まで、自然と人が共生する里山が受け継がれているのです。(和樂WEB北本特集)
■トークゲスト
早野さん×磯野さん
■日程 3月22日(日)17時から19時頃まで
■場所 北本団地『中庭』(北本市栄7 1-26-102)
■参加費 1,000円(お茶軽食付)
■申込(事前申込) お申込みはこちらから
ゲストプロフィール
デーノタメ縄文の杜プロジェクト 代表 早野圭一
様々な体験を通して楽しみながら縄文の杜づくりを目指す『デーノタメ縄文の杜』プロジェクト。2023年の11月から月に一度メンバーや有志が集まり、デーノタメの保全整備や縄文体験を開催しています。デーノタメ遺跡は埼玉県北本市にある縄文遺跡。遺跡には、縄文時代中期(約5,000年前)から縄文時代後期(約3,800年前)にかけての集落や水場が残されています。縄文のタイムカプセルともいわれる『デーノタメ遺跡』。プロジェクトでは、遺跡の魅力や縄文の杜復元の取組を体験を通してお伝えしていきます。 プロジェクト公式note
北本市教育委員会 磯野治司
東京生まれ。幼少期に北本に越して以来、北本が第一のふるさと。子どもの頃から市内の里山歩きが大好きで、サンコウチョウ、カワセミ、サシバ、キツネといった生き物たちとの出会いが今も心の宝物となっている。最近の里山の荒廃や雑木林の消失を憂いている一人。


里山トーク③ 『好きと里山とコレクティブ?』
里山トーク第3回は、里山を舞台に好きな仲間が集まって、様々な活動を展開する荒川わらの会とだいじょうぶだ村のお二人のトークセッション。田んぼと野良飯で“贅沢な大人の遊び場”づくりを楽しむ荒川わらの会。お金だけのつながりではなく、手を差し伸べ合ってその後も物語が続いていくような居場所をつくるだいじょうぶだ村。どちらも活動が本当にメンバーの皆さんが楽しそうで、その場で採れた季節の美味しい食材が、いつもその活動の中心にあります。トークでは里山が持つ居場所の可能性、活動のリズムや集い方についてお話をお聞きしたいと思います。
■トークゲスト
荒川わらの会 小山さん×だいじょうぶだ村 さとうさん
■日程 3月29日(日)10時頃~14時ごろまで
■場所 蕎麦 阿き津(北本市高尾6丁目248)
■参加費 1,000円(おにぎり・麦茶付)
■申込(事前申込) お申込みはこちらから
■持ち物など
わらの会ではイベント時などメンバーや参加者が集まる時には、空の下で食卓を囲みながら“野良飯”を皆で頂いています。今回のトークでは参加者みんなで野良飯を味わってみよう!ということで、だいじょうぶだ村の麦茶をおともに、お米を炊いておにぎりを食べようと思います。それぞれおにぎりに入れたい具をお持ちください。椅子などもご持参頂けますと助かります。
ゲストプロフィール
荒川わらの会 代表 小山千草
16年前の「NPO法人荒川藁の会」設立時からメンバーとして、自然保護活動を含めた「田んぼ」の活動を続けています。大変だったけど懐かしい「かかし祭り」などのイベントも主催していました。3年前のNPO解散時より「荒川わらの会」代表として「米の一生を体験する」をテーマに活動を進めています。また「暮らしの編集室」さんと農ある暮らしの体験圃場として「田んぼの学校」「自然観察会」のコラボもしています。「野良めし」や「藁細工」w.sなど、田んぼの活動に参加していないメンバーや一般の方にもこの高尾の景色と美味しいを体感してもらいたいと、毎週木曜日の午前中に集まっています。冬には富士山を眺めながらの井戸水で淹れた「野良珈琲」は絶品ですよ。今年度はコンセプトや活動の見直しなどに取り組みながらよりシンプルにこのわらの会を「楽しい美味しい会」として引き継いでいこうと考えています。この歴史ある河川敷をとりまく里山の魅力を、たくさんの方にお知らせ出来ると良いですね。自分自身としては新たなフェーズとして里山の魅力ある財産「竹」への取り組み準備も始めています♪ わらの会Instagram
だいじょうぶだ村 さとうじゅんこ
会社員として働きながら4人のお子さんを育てるなかで孤独な子育てを経験。「ママの休日コミュニティ」や雑木林で子どもたちが遊び育つ「モリトコ」を立ち上げるなど、子どもやお母さんたちの居場所づくりに尽力する。農林61 号との出会いをきっかけに、麦栽培を中心とした農ある暮らしを分かち合う「だいじょうぶだ村」をオープン。子どもから大人まで幅広い村人を受け入れる。 だいじょうぶだ村Instagram

