埼玉県の真ん中あたりに位置する埼玉県北本市は典型的な郊外のベッドタウンです。 「何もない」まちであると言われることが多く、その言葉は大抵の場合ネガティブな意味で使われています。しかし、よく見てみると「何もない」の中には、だからこその魅力も数多く存在しています。
荒川周辺には手つかずの自然が残り、その自然と共に暮らしてきた人や文化も残っていますし、新旧の家が並ぶ住宅街の合間には畑や雑木林があり、無人直売所などを通して毎日のように採れたての野菜 を食べることができます。さらに、そのような自然のフィールドまで駅から歩いてアクセスできる利便性も備えており、緑の近くで土と関わりながら遊び暮らすことができる、恵まれた環境であるといえます。
このような環境は東京で探すには難しく、またより都心から離れると暮らしながらアクセスできる気軽な自然ではなくなってしまいます。この、ちょうど良い「何もなさ」は北本の大きな魅力です。
大きな資本の入った派手な施設はなくとも、その代わりに残った手付かずの自然がある。 開発された完結したニュータウンは無くとも、住宅の隣に畑が残っている穏やかな住環境が揃っている。「何もない」からこそ、何かをやるためのフィールド=余白 が北本のまちには多く残っています。
そんな ”余白のまち” 北本で「暮らしながら楽しめる」まちの未来を作っていくために、観光協会職員、カメラマン、建築家など様々な背景を持つ、地元の若手メンバーが集まり「暮らしの編集室」というまちづくりのチームを作りました。
それぞれの専門性を活かしたクリエイティブな発想で、北本のまちを見つめ直し、魅力的なモノコトヒトを 「みつけ・ささえ・つたえ」ていきます。まちに残る多くの雑木林や、空いてしまっている駅前の店舗、荒川沿いの自然の景色に、いくつかの魅力的な個店。既に北本で活動している市民団体や、新しく何かを始めたいと考えている人。空き家をどうしようか迷っている大家さん。改めてそれぞれを「つなぐ」ことで、まちに新たな関係性を作り出します。
まちに新たな共通言語を作り出すコミュニケーションの場「きたもと未来会議」
市役所の芝生広場を舞台に、みどりと暮らす北本の生活を体験できるマーケット「みどりといち」
リサーチから見つけ出した北本市内の魅力的な空き物件を巡る「きたもと空き物件ツアー」
など2019年6月の活動開始から僅かな時間で、様々な活動と可能性が生まれてきています。
暮らしながら楽しむこと、まちの余白を使って遊ぶこと、自分たちで楽しみを作り出せるまちであること。北本を舞台にこれからの暮らしを考える「暮らしの編集室」は自分たちで、まちの未来を作っていきます。
社名 | 合同会社 暮らしの編集室 |
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所在地 | 埼玉県北本市中央1-109-102 |
連絡先 | kitamotokurashi@gmail.com |
役員 | 代表社員/岡野高志(写真右) 業務執行社員/江澤勇介(写真中央) 業務執行社員/若山範一(写真左) |
設立年 | 2020年 |
資本金 | 160万円 |
活動内容 | 広報プロモーション/シェアキッチン等スペース運営/エリアリサーチやまちづくり事業/不動産活用事業 |